JTT所属選手簡易まとめ

JTTまわりのプロ選手たちを、現場目線の温度のまま一挙に語り尽くす“全部盛り”版。朝倉海・伊澤星花・朝倉未来・秋元強真・ヒロヤ・白川ダーク陸斗・安井飛馬・五明宏人・西谷大成・倉本大吾・山本颯志・朝比奈龍希・竹見浩史郎・佐々木大・山田聖真・坂本岳・三笠貴大・鈴木嵐士・フェルナンド・藤野恵実・CORO・昇侍。

MMAコラム・考察
JTT所属選手簡易まとめ

目次


朝倉海

言わずもがな。UFCファイター。スタイルは殺傷力が高いMMAストライカー。リング + RIZINルールの申し子的な選手だと思う。

瞬発力が尋常じゃない感じ。骨や腱にかかる負担も大きそうよね。ケイプとのライバル関係も結構好き。

UFCデビュー戦は負けてしまったけど、この先はどうなるのか……。グラップリング/BJJ強化もいいけど、持ち味の殺傷力を失わないようにしてほしいです。


伊澤星花

RIZIN女子といえばこの人。グラップリングでの仕掛けの速度が尋常じゃない。女子格あんまり好きじゃないけど伊澤チャンプの試合は観るって人も結構いそう。

最近はスタンドもどんどん成長していて、国内でアトム〜ストローまでだと敵がいなそう。RIZIN強すぎてマッチメイク難民2トップ。

ちょっと見てる感じ、筋肉をつけるのが難しそう(男子は少ないけど女子は結構多い)なので、頑張ってもストローまでなのかなって感じ。

JTTの軽量級男子選手、伊澤チャンプにだいたいグラップリングでボコされてる説あると思います。もうRIZINでやる事がない気もします。RENA?もういいんじゃないですかね……


朝倉未来

言わずもがな。RIZINをここまで持ってきた立役者。実業家兼YouTuber兼格闘家兼プロモーター兼路上の伝説兼……。フレーム的にはバンタム適正なのに興行的事情でフェザー級となり、更にはライトでも勝っちゃった。

ファイトスタイル的にはストライカーと見られがちだけど、個人的にはオールラウンダーかなと。

蹴りが非常に強く、カーフ・ロー・ミドル全部重いタイプの蹴りで、ミドルとハイのモーションが似ていて強い。背筋が異常に強いんですかね、身体の力が見た目と比例してない感じがします。

逆にパンチは目立った上手さは無いと思う。蹴りで試合を構築していく選手だったはず。リザルトを見れば一目瞭然で、過去のKOは全部蹴りが絡む

最近のRIZINフェザーは“一芸”を持った選手が自分の弱点をカバーできる実力を身につけて、一芸で暴れるっていうレベルまで上がっている中で、新しい道を切り開けるか。

再び蹴りを上手く使えるようになる事が鍵だと思います。


秋元強真

いわゆる“新星”。ボクサータイプのストライカーだけど、まぁ最近の選手はストライカーだろうとグラップリングも出来るよねって感じ。

ジャブが打てる・ポジションと間合い取りが上手い・ストレートは殺傷力。これにボディ打ちとテンカオが加速したら手がつけられない。

バンタムとしては良い体格だけどフェザーでは線が細い。身長も特別高い方じゃないから、個人的にはもう少しバンタムで頑張ったら?って思う。でもRIZINだとバンタムで試合を受けてくれる人があまりいない可能性。太田忍は受けてくれそう。

元谷選手はうまく秋元選手の穴を突いて勝ったけど、どんどん穴を埋めて強くなっている。とっとと世界に目を向けてほしい。RIZINはその後でも遅くない。

負けて弱点が見えるより、海外出稽古で強い人とスパーして弱点が見つかる方が効率良い。朝倉海選手のファイトキャンプにぜひ連れてってもらって。


ヒロヤ

見た目も性格もイケメンでオシャレ。笑顔が可愛く、勝っても負けてもリングで泣いてる気がする。努力家で義理堅い。唯一ないものはリーチ。だけど美しい筋肉があるので帳消し。

朝倉未来1年チャレンジ1期生でプロキャリアをスタート。当時の実力でちょっと上の選手と当たり続けた結果、レコードは汚れたけど、興行側にとってありがたい存在に。

いつの間にかRIZINデビュー→負け。根性を全面に出した、見た目とは反対の泥試合がRIZINファンに響いて継続参戦。大晦日で新井丈越え→ベガス出稽古→所英男に所英男される

UFC PIのファイトキャンプに参加した日本人って実は少ないのでは?貴重な体験。

スタイルはグラップラーに見られがちだけど、実際はオールラウンダー。パラメータを円にしたら相当丸い。基本はボクレスだがハイキックや縦肘も要所で使う。

最近のスタンドはボクシング + カーフ中心でトプリアっぽい構成を目指してる? ショートフックが強そうなのでボディ打ちを使いこなし始めたら、スタンドの圧が跳ねそう。

実はTD以上にTDDと立つ技術が良いと思う。勝ってほしい、本当に。


白川ダーク陸斗

陽気な大阪のにいちゃん。バンタムで一旗あげる宣言→速攻でフェザーの試合→やらかす→西谷くんにBDでダウンさせられて骨折……踏んだり蹴ったり。

“す〜ぐフェザーで試合する”なら、あんな宣言すんな!って感じ……。DEEPのベルト目指して頑張ろう。

スタイルはインファイター寄りのボクサー。良いジャブを持っているのに、ジャブで組み立てる戦い方をしない。ホロウェイ好きなら余計にジャブからでしょ?と思う。

左ボディが強力。左ボディが機能してる試合はクロスレンジに入れてる証拠。そこからのコンビネーションが好き。

怪我の不運や、頼めば出てくれる“興行にありがたい存在”でもあるけど、キャリア終盤は勝ちにこだわる戦いを見たい。


安井飛馬

朝倉未来1年チャレンジ2期生のグラップラー。大学まで柔道+コブラ会でMMA→記念参加のBDでブレイク→一年チャレンジへ。

BDMMA含むアマ全勝、FKTは全試合フィニッシュで優勝。プロでもここまで全勝。なおほぼ打撃を当ててない(DEEPアマで右オーバーハンドが一発当たったくらい?)。

なぜ成り立つか:TD能力の高さ/オープンガードからのパスが上手い/セットが早い

タックルが速く強い。パンチを潜るタックルもうまい。力を抜くのが上手いのか、とにかく速い。膝が来ても顔にもらわないフォーム。四つからの柔道系TDも足技を絡めて豊富。

TD後に不利なら、マウントやサイドでも簡単に手放してオープンガードに戻す→再度パスから展開。これ、今の日本のMMAルールだと理にかなう。似た展開を繰り返してもアクションコールが入りにくいし、相手がミスれば即セット。相手が立とうとしたら再タックル

とはいえ打撃が不要な世界線は無いし、サブの種類ももっと欲しい。RIZIN出たけど、もう少しDEEPで打撃とMMAグラップリングを積むのが良さそう。

COROさんと伊澤チャンプからMMAグラップリングを学べるのは良い環境。


五明宏人

全日本空手道優勝の伝統派空手出身ストライカー。かっこいい塩顔で女性人気が高い。

大晦日RIZIN初出場で赤田と対戦し僅差判定勝ち→酔った平本連に暴言→ネットで叩かれるが、判定自体はおかしくない(赤田勝利でも違和感はない僅差)。バッティングもしてない。さすがに可哀想だった。

堀口恭司が示した“伝統派のMMAアジャスト”をあえて踏まず、伝統派のポイントアウトを邁進→ポテンシャルに対して伸び悩み。

セオリーは伝統派 × レスリングなのに、トライフォース加入後もレスリングが伸びず。それでも伝統派の技術でDEEP王者戦へ→神田こうやに完封→その後しばらく勝ったり負けたり。

JTT体制後は伸びている側の一人。フィジカルとMMAレスリングが少しずつ良くなり、壁に押し込まれても返せる。自分から組みに行く展開も少しずつ。

打撃は山崎コーチの指導で蹴りの活用が上達。特に左突きのモーション→左ハイ/テンカオが強力。左突きをスリップする相手に左ハイ、ダック/タックルにはテンカオ。左ハイを警戒させて左三日月やミドル、バックステップには左→右

この“左起点のシステム”が面白い。ここにローやサウスポー相手のカーフが加わると更に武器化。

MMAレスリング/グラップリングが伸びることで、本来の持ち味である打撃が生きるように。どこかでブレイクしてほしい。


西谷大成

だりイ!

朝倉未来1年チャレンジ1期生。光のヒロヤ、闇の闇谷。ヘイト集めが得意なオールラウンダー。どう考えてもバンタム適正なのにフェザーで出続ける男。ローションぬるぬるMMA1戦1敗の男。アルバート・クラウスに勝利した男。OFGキックでプロ勝利する男。「来いよ!」と言われて殴りに行ったらバクステでカウンターKOされる男。飛び膝を指示されて飛び膝したら綺麗にカウンターもらう男。同門対決でKOする男。肌が綺麗で美容器案件が多い男。

ぶっちゃけ、みんな好きよね。

思い切りはあるので、なんか勝つ。ただ1R3分過ぎからスタミナが落ちる→そこを過ぎると勝ち筋が薄い。

スタミナどうにか、って話だけど、まぁこのままなんだろうな、とも思う。

逆に言えば、バンタムに落としてスタミナ問題が解決すれば、実はポテンシャルは高い。スタンドの破壊力はあり、TD・コントロール・極めも一定水準、思い切りもある。

……って、バンタム+持久が前提だけどね。


倉本大吾

柔道と空手がベースの社会人兼業格闘家。会社がスポーツ活動をある程度応援。RIZINデビュー戦でキム・ギョンピョを当てられた。

柔道経験は豊富だがストライカー。空手の蹴り中心のキックボクシングスタイルで、コンビの中でスイッチ。ステップで距離・ポジションを変えながら当てる。

ジャブとカーフでコントロール→要所で三日月やハイ、テンカオ、右ストレートでKO狙い。柔道出身らしく四つ組が強くTDされにくい

ギョンピョにタックルで吹っ飛ばされたが、おそらく野村選手にも江藤選手にもカーライルにも吹っ飛ばされる。ここから上に行くにはフィジカル/スタミナ/レスリングの底上げが必須。兼業で到達可能かは不明。

あと何戦かRIZINに出て、そのままDEEPの門番的立ち位置で終わる空気。RIZINに出られなくなった時点でスパッと引退もありそう。


山本颯志

次はフィニッシュできるように頑張ります」でお馴染みのDEEP無敗男。デビュー戦を腕十字でフィニッシュ以降、全て判定勝利

トライフォース赤坂初期からのメンバーで、今はJTTのトレーナーもしながら格闘技。

アマ選手の試合やDEEP/Grachanのセコンドでよく見る。慕う若手は多いらしい。

手足は短め・ゴツい・不器用。柔道出身。でもMMAレスリングとグラップリングはしっかり

スタンドは……正直まだ。組があるから簡単に負けない=無敗なんだよね。

中央アジア系のスタイルを真似できると良さそう(簡単ではない)。要素は持ってる選手。早くフィニッシュが見たい

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朝比奈龍希

苦戦してるよねぇ。柔道出身。

TDまでは行けるけど極めが無い→フィニッシュできない。TDして固める力は強いしMMAレスリングも上手い方。

ただ、それだけじゃ勝てない。壁際で打撃を仕掛けるけど撃ち合いで負ける。壁際で連打するより首相撲から肘膝を身につけた方が良い。

スタンドが全然ダメではないけど、ストライカーに勝るわけでもない。**「TDされても何とかなる」**と相手に思われてしまう試合内容。

結局はグラウンドのフィニッシュ力を高め、相手に「TDされたくない」と思わせる→その上でTDを意識させたスタンドをやる=グラップラー的スタンドが良いと思う。

パンチは結構うまいので、続けるならグラップリング頑張れって感じ。


竹見浩史郎

幼少期〜大学までアマボク。高校選抜2位、インハイTop16。少しキック→JTTという経歴。

“本格ボクサー”がいるチームの価値は大きい。選手としてだけでなくトレーナー的側面でも貴重。

スタイルはインファイターだけどカウンター重視。相手のパンチに拳ひとつ分のダッキングで合わせる精度がすごい。相打ちかと思って動画をコマ送りすると「避けてた!」ってなるやつ。

カーフキックも装備。

MMAはDEEP FKTから:初戦はレスラーに5分漬けで敗退。次のプロ戦で相手のOHにカウンター→ダウン→12-6肘でカット→TKO。その後アマで“被弾覚悟で突っ込む相手”に被弾させたが組まれて腕十字負け

K-1を朝倉軍でスポット参戦して激闘、三日月葬

これからの選手。レスリング/グラップリング/フィジカルをきちんと伸ばせれば、間違いなく目立つ選手。

ただ、それが難しい。レスリングは日々の努力だし練習が大変。組のフィジカルが伸びれば本当に強くなる。

2000年生まれの25歳。あと2年くらいでMMAレスリング&グラップリング+フィジカルを強くできるかが鍵。

極端に打撃の練習を“ミット持ち中心”くらいにして、フィジカル・レスリング・グラップリングに寄せても良い。JTT内で足りなければ出稽古

ルックスも良い。伸びてほしいと願ってます。


佐々木大

朝倉未来チャンネル初期メンバー。柔道ベース、柔術はギもノーギも。

極めはあるけど打・投が不足してMMAでは勝ちづらい。戦績3-3で、3勝のうち2勝はヒールフック下からの極めで勝てている。

“ちゃんとMMA”をやるなら、ゲージ際に持っていくスタンドTDのMMAレスリングが必要。ハーツ江藤選手のパーソナルを受けているみたいだけど、まだ片鱗は見えず。

今後レスリングが上がれば、相手はTD警戒のスタンドを強いられる=グラップラー的スタンドが作れる→一気に勝ちやすくなる。

とりあえず思うのは、才賀紀左衛門の打撃パーソナル受けてみては? 佐々木くん系のタイプを引き上げるのが上手い印象。


山田聖真

ヘルメットヘアでお馴染み。柔道ベース。愛知でMMAスタート→ライト級転向で上京→JTTへ。

グラップリング能力が高く、コントロール時のバランスが非常に良い。

壁レスなどの技術は相撲の足技が活きる動きが多い。首相撲もできる器用さ。宇良拳では鋭いタックルでTDも。

スタンドはパンチ主体。ジャブ、ワンツーで組み立て、要所でフック/オーバーハンド。神田こうや戦2R終盤のスタンドは見応えあり。ジャブ→ポジ移動→ストレートが印象的。ハンドスピードが実はある。

練習では秋元くんともよくスパー。彼と駆け引きできるレベルになれば相当オールラウンドに。

戦績以上のポテンシャルを感じる。今後が楽しみ。

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坂本岳

山梨学院大のレスリングエリート。幼少期から柔術もキックも、中学でDEEPアマ出場のMMAエリートでもある。

大学卒業後に社会人→CAVE→結果伸びず→JTTへ

JTT移籍後の2試合はストライキング重視になってきた。

フレームはフライとバンタムの中間くらいで難しさはあるが、今後はバンタムでやっていく様子。減量が楽な分か、動きのキレはかなり良かった。

一通りのスキルがあり、基盤は完成。ここからどんな特徴を立てるか、期待大。

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三笠貴大

Grachan組。バックボーン無しでアラサー、トライフォースのHIIT会員から、国税局の仕事を辞めて格闘家へ——という異彩の選手。

バチバチのストライカー。好きな選手は朝倉海。でもまだフィニッシュ勝利はなし

基本は兼業:午前仕事・午後練習。特別なバックボーンや天賦の才というより、とにかく格闘技が好きで続けているのが伝わる。

トップ層だけ見るのもいいけど、こういう選手が試合のたび成長していくのを追うのも興行の楽しみ方のひとつ。

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鈴木嵐士

Grachan組。サッカー経験あり。JTTのイケメン(笑)枠

派手KOもあるけど、スタミナ切れでマウント取られて被弾したり、同じ技を繰り返して読まれたり……。

それでも毎試合ちゃんと成長して、MMAとしての穴を埋めてきた。ただやっぱりファイトIQ

個人的にはレスリングをガッツリやった方が良いタイプ。体型的にも合うはず。

RIZIN北海道のOPファイト決定。地元でのプロモもやってきた努力の成果だと思う。目標に向けて、格闘技以外も含めて必要なことを全部積んだのが偉い。

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藤野恵実

相撲スタイルMMAといえば藤野親方。パンチ(張り手)で壁に押し込み、四つ組からサバ折、倒したらパウンド。分かりやすい勝ち筋

親方の試合は両者ボコボコになってくることが多い。パンチを避けたり外したりはしないが、デコ受けしながら前進。まさに相撲MMA。

JTTオーナーの弁護士事務所で事務をしながら練習は欠かさない。弛まぬ努力で作った肉体が素晴らしい。僧帽筋がすごい。

「もう危ないよ……」という気持ちと、「まだ親方を見たい!」が交差する、応援が難しい選手。でも、応援してます!!


CORO

電気工事屋さん、格闘技ジムオーナー、RIZIN女帝にグラップリング技術を教えた人、最強の鬼嫁を持つ勇者。

不甲斐ない試合をすると鬼嫁に怒られることで有名。負け直後に怒られる姿に胸が締め付けられた人、多数。

極めの種類が豊富で、スタンドもキックボクシングスタイルをそつなく。というか蹴りが上手い

ただ、TD能力は高くないのにグラップリングをしたいがためにTDに行って、スタミナを消費したり被弾したりのイメージ。

近年はみんなTDDが上手い。今のCORO選手のTDでは倒すのが難しい環境。ただ裏を返せば**“倒すと危ない”と警戒される選手**。

だからこそ、グラップラーのスタンドが機能する。相手にTDを意識させつつ、自分は我儘にスタンドを展開できるかが鍵。

奥様に怒られない試合、期待してます!


昇侍

(本文準備中。必要なら追記します)