【試合結果】DEEP TOKYO IMPACT 2026 1st ROUND |JTT参戦選手 試合結果まとめ
DEEP TOKYO IMPACT 2026 1st ROUNDのJTT参戦選手試合結果を総まとめ。山田聖真の神田コウヤ戦を中心に、試合展開・勝因・技術的ポイントをMMA初心者にも分かりやすく解説します。
本記事ではDEEP TOKYO IMPACT 2026 1st RoundのJTT参戦選手の試合結果をまとめています。
大会概要
- 大会名 :SOUMEI Presents DEEP TOKYO IMPACT 2026 1st ROUND
- 開催日 :2026年2月23日
- 会場 :ニューピアホール
神田コウヤ(THE BLACK BELT JAPAN)VS 山田聖真(JAPAN TOP TEAM)
ライト級/5分3R
- 勝敗 :山田聖真
- 決着 :判定(1-2)
計量
両者とも無事パス。 極端な水抜きではなく、やや余裕を残したコンディションに見えた。
神田はやや仕上がりが緩く見える印象。 山田は前戦と大きな変化はなく、安定したフィジカルを維持しているように見えた。
試合展開
1R
神田はオーソドックスとサウスポーを切り替えるスタイルだが、この日はサウスポーでスタート。山田はオーソドックス。
神田は前足ローから入り、2発目に対して山田がスイッチしながら右フックを被せる。これまであまり見せていなかった形だ。
対策か、進化か。山田はオーソを基調としながらスイッチを絡めたコンビネーションを構築している。いわば“ニュー山田”だ。
山田はジャブ→ストレートからステップインしてもう一発を重ねる形で前進。 対する神田はジャブで牽制し、バックステップで外しながらリーチを活かすいつもの展開。
山田のダブルジャブ、スイッチからの右ジャブダブルが機能。神田のリーチ攻撃は山田のサークリングとバックステップでいなされる。
しかし、神田のローに対する右ストレートが連続ヒット。山田がプレッシャーを強めたところに神田の右カウンターが炸裂。山田がフラッシュダウン。
神田は大振りで詰めるが、山田はクリンチで時間を作る。ここでダメージを広げさせなかったのは大きい。
終盤、山田はフェイントから右ミドル、フックをヒット。タックルモーションからのオーバーハンドも見せる。
神田が一度テイクダウンに成功するが、山田は即座にスクランブルで立ち上がる。
ダウンがあったため1Rは神田。 ただし内容は山田が組み立てていたラウンドだった。
2R
ボクシング主体の展開。
神田のジャブ、ワンツースリーが浅く当たる。リーチ差は依然として存在。
山田はボディストレート、前手アッパーを混ぜる。 神田の前手に合わせる傾向を読んだ山田は、フェイントで前手を誘ってから返す形を作る。
神田の前手フックに右フックを被せる山田。 神田のカウンタージャブもヒットするが、徐々に山田が距離を掴む。
神田はカーフで流れを変えようとするが、山田は即座にジャブを返し主導権を渡さない。
ここから山田のギアが上がる。
ジャブの精度、踏み込みの鋭さが明確に向上。 間合い管理とジャブの質に秋元を思わせる雰囲気が漂う。
さらに前蹴りを顎にクリーンヒット。ノジモフや伊澤を彷彿とさせるキック。
スイッチからの右ジャブ→ステップ→右ジャブ。 神田の右ストレートはスウェーで回避。
この時間帯の山田は完全に“乗っている”。
2Rは明確に山田。
3R
神田がペースを上げる。インローから入り、プレッシャーをかける。
しかし山田の右フックカウンターが再三ヒット。 神田のスイッチに対して山田が的確に反応する。
神田はオーソでカーフを蹴り、サウスに戻す意図が見えるが、
- オーソ時 → 山田のジャブが機能
- サウス時 → 山田のスイッチ右が機能
と、噛み合わない。
山田が右ストレートから左ボディをクリーンヒット。 神田のガードが下がる。
追撃のワンツー、さらにボディからフック。神田がふらつく。
神田はタックルで挽回を狙う。 山田はギロチンで一瞬止めるが、汗で抜ける。
パウンドを受けながらも山田は蹴り上げで抵抗。 スクランブルで立ち上がる。
終盤も山田が打撃で主導。
3Rは山田。
勝因
最大の要因はスタンドでの駆け引きの上回り。
神田のリーチに対し、瞬間的なスイッチと踏み込みで距離を潰す戦略が機能した。
さらに、
- 1Rダウン後のリカバリー能力
- フェイントによる反応誘発
- 試合中の精度向上(尻上がり型)
これらが勝利に繋がった。
神田が2R後半にグラウンドへ展開しなかった点も分岐点だった可能性がある。
所感
山田のリベンジとベルトへの執念がはっきり見えた試合。
判定2-1であったが見返しても29-28で山田が妥当だと思う。2R山田が落としたと見た審判がいたのだと思うが、どの部分で神田が勝っていたかは聞いてみたい。
正直、あの山田がこれほど観客を沸かせる試合をするとは思っていなかった。
2R後半から急激に精度とスピードが上がる現象は非常に興味深い。 前回の神田戦も同様の傾向があった。
典型的な“尻上がり型”。
しかしMMAは1Rの価値が非常に高い。 今後は1R後半からエンジンがかかる形を作れれば、さらに安定した勝利に繋がるはずだ。
もし倉本が王座を獲れば、禁断の同門対決も現実味を帯びる。 山田はMMAコーチをIRIE BASE津田コーチに依頼しているが、それでも簡単ではない構図になるだろう。
それでも今回の山田は、確実に“進化”していた。